思惑としては先週の日曜日でとりあえずの完成体になっているはずだったガンマですが、恐らくそうだろうな~とは想像しながらも「臭いものには蓋をしろ」ではなくて、「臭くなるから蓋取るな!」的な発想パターンからキャブを開けることはしないままその日を迎えた次第です。
でもなんとなくその日に限って“疼いて”しまったのです。
でもなんとなくその日に限って“疼いて”しまったのです。
「せっかくだから、ついでだから、ほんのちょこっと開けてチェックしてみっかな・・・」
パカッ
・・・オウマイガー
くっせ~わ、汚いわ、右バンクのパワージェットは埋まってるわ、、、
仕方なくその日は完成体を見ずして、キャブを取り外したまま、人間の手術で言うならば「手遅れにつき処置しないまま閉腹」したようなものでした(笑)
で、今までちまちまO/Hまがいのことをやっていたわけであります。
メインとかスロー系のジェット類はフロートチャンバー内で逆さ吊り状態なので余程残留ガスがヘドロ化していない限りジェットの穴が埋まることは少ないと思いますが(いや、もちろんノーメンテだとすぐに埋まっちゃいますが)フロートチャンバーの底面にねじ込まれているパワージェットが降り積もっていくスラッジの格好の餌食になっています。
そうなってしまったジェットは薬剤に浸け込むとか新品に換えるとかするのが本当でしょうが、そんなことやってる暇がない私は禁断の処置を。。。
穴、ほじほじ・・・(爆)
虫ピンでぐりぐり~っとか(笑)
最後はエアガンでプシュっとな。
で、めでたく開通~♪
・・・いいんか?こんなんで(-_-;
ま、不具合が生じたときにちゃんとやり直すということで(笑)
でまぁ、とりあえず一通りのジェット類をエアブローし、そして組み上げて、組み付けるまでの間にホコリなどが入り込まないようにテープで塞ぎました。
そうそう、今はバラバラパーツ単体になっていてスペアパーツの山となっている88年式のガンマ。私がレストアしているやつが89年式なんですが、たかだか1年の差なんですがいろいろな箇所に大小の変更点が見られます。エンジンなんてシリンダーやらヘッドも違います。キャブにしてもエアーバルブが追加されたりアクセル開度センサーが追加されたり、、、主にエンジン本体及び点火系に変更が見られます。
同じ頃にリニューアルした現在私も乗っている88年式R750が89年式になった際には、せいぜいギアレシオが変更され、サイレンサーにアルミが巻かれ、あとはカラーリング変更程度なものでしょうか。
同じ頃にリニューアルした現在私も乗っている88年式R750が89年式になった際には、せいぜいギアレシオが変更され、サイレンサーにアルミが巻かれ、あとはカラーリング変更程度なものでしょうか。
それから見るとこの頃のクォータークラスはそれこそSPレースなど真っ盛りな頃。メーカー同士の争いも熾烈極めていた頃ですよね。だからパラツインのガンマが、NS250が87NSRそして88NSRとパワーアップしていく様を脇目に、スズキが満を持してリリースしたⅤ-ガンマの登場は88年。たった1年経った普通ならマイナーチェンジのところは表面的に。内面的にはかなりの面に手が入っているように思います。パーツリスト見ると結構型番違ってるんですよね~。
そんな88-89のあのⅤ-ガンマも90年には更に見てくれからも大幅変更。この90年式のガンマにも試乗したことあるんですが、89式の私のに比べたら段違い!どちらかというと89は2ストらしさ?を残した特有の下スカスカ。対する90はゼロ発進からしてやりやすく下からもりもりパワーが盛り上がっていく感じに走り出してすぐに私は「なんなんだ~~~?!」と驚きの声を上げたものでした。
そうそう、ホントあの頃はレーサーレプリカ全盛だったよなぁ~・・・(遠い目)
左が「89年式」右が「88年式」のキャブ。
違いは白いプラスチック製のエア取り入れ口。ここにアクセル開度によってエアバルブからのエア充填がなされるわけです。
一応O/H済み。
ホコリ入らないようにテープで口封じ,,,もとい、口塞ぐ。