何ヶ月ぶりにバイクのカバーを外しただろう・・・
一体中がどんなふうになっているか恐る恐るめくってみた。
思いのほかフツウだった。
早速引っ張り出し、とりあえずタイヤのエア圧チェックをしてみた。
思いのほかフツウだった。
エンジンを掛けてみた。
思いのほかフツウには掛からなかった。
少々頼りなげなセルモーター音に、バッテリー少々へこたれ気味みたい。
チョークを引いたり戻したりしながらどうにかこうにか叩き起こすことに成功。
メットをかぶるとき空を仰ぎ見る。
今日は暑そうだなぁ・・・
ギアを1速にそっと踏み下ろす。
ガチャリっっっ
相変わらずの衝撃である。
するするする・・・
まぁあとはフツウ通りに走り出してしまったわけで数ヶ月のブランクはこの際関係ないようであった。
さぁ、これから山へ向かおうか、それとも海を目指そうか・・・??
どちらにしてもきっと楽しい走りになりそうだ・・・
・・・った。
そう、その「どちらか」だったならば「楽しい走り」に間違いなくなったであろう・・・
・・・な。
つまり、その「どちら」でもなく、しかし不思議なもので、いずれにせよ「楽しい走り」になったのは間違いなかった。なぜならばぁーっ
・・・たとえ、「仕事先」にバイクで赴いたとしても、やはり「バイクで走ること」自体が楽しいと思っている輩ゆえに「間違いはなかった」のであった。
しかしである。
にしても、暑かった。
うん、確かに「暑かった」のではあるが、それ以上に「熱かった」のであった。
その熱さは相変わらずの油冷くん。フレームなんてチンチンに熱くなり、とてもニーグリップなんてできない。常にO脚乗り?!少し長い信号待ちではエンジン切り。エコなのであーる。・・・わけもなく、熱いからだな。
それでも、それでも・・・
17年選手ではあるが、まだまだ頑張っているヤツがココにはいる。
まだまだ走っとるでぇ~
さて、次こそは、山へ行こう、海を目指そう。