おっさん's だいありー

主にバイクのこととか、ランニングのこととか、Jリーグ・FC東京のこととか

下北サンデーズ

「あ、そうそう、パンの耳(大笑)」

「ははは、やったやった、チラシ配り(大ウケ)」

「そうそう、、、チケットノルマ(大鬱)」


夕べ新しく始まった上戸彩主演のドラマ「下北サンデーズ」を観ました。
それはまるで内輪ウケのようなノリで、うちのオカミサンと大盛り上がりでした。

ワンシーン、ワンシーンごとに、いちいちドラマとは違った個人的方面のネタで大騒ぎだったのでした。

「そうそう、あのときさ~」
「あ、あそこ、あそこさ~」

うちの子らは何がそんなに楽しいのかさっぱ???でした。


まぁなんつーか、私の私らの青春そのものってヤツっすかね(笑)
なんとなくわきの下をコチョコチョ擽られているようなこそばゆい感じ?(ワカラヘンワ)


高校在学中から小劇団に潜り込み、大学浪人が決まり予備校の選抜クラスに入ったものの通ったのはほんの3,4日間?(爆)。気が付けばなんともアンダーグラウンドな生活にズッポリ。

右も左もわけわからんうちにもがきもがきながらも「これぞオレが生きる道!」と、純粋に我が道を信じてまさに爆走していた18~20歳。

私なんぞはまだ実家から通っていたので、とりあえず自宅帰れば夕飯だけにはありつける。しかし、芝居本番間近くなると連日連夜の泊り込み。となると、なんともひもじいこの空腹感。

私は「パンの耳」じゃなかったけど、通称「集合パン」。1袋150円くらいで小さいコッペパンのようなのが5,6個入っているやつ。それとコーヒー牛乳。コーヒー牛乳でパンが腹ん中でふやけて増えて結構な満腹感なのさ(笑)。先輩が食べてたのり弁とかコロッケ弁当は憧れでしたな。

バイト代はほとんどノルマのチケット代へと右から左へスルー。
オールキャスト・オールスタッフなので、芝居の稽古の他にも自分でトンカチ握り締め、連日連夜トンテンカンの大道具。
もう毎日なにがなんだかわけわからんうちに怒濤の勢いで時間だけが突っ走っていき、それでも懸命に何かを追い掛け追い求めて駆けずり回っていた・・・ってのがその当時の私でした。


まだそのドラマ、初回だけですが、なんだか思いっきり自分自身とシンクロしてしまいまして、その頃の思いがフラッシュバックしてしまいました。

あ、そうそう。
「オカミサンと大盛り上がり」ということですが、まぁなんつーか、馴れ初めはそーゆーことっす(笑)。

男女の違いはあれども、いわゆる最初はライバル同士。
正直めちゃくちゃ気に食わんかったヤツでした。
いちいち突っかかってきやがって、高慢ちきな嫌なヤツ。
まぁ絶対にあり得ない間柄だなと思ってました。

それでも、役者と演出助手だったり、兄弟役をやったり、恋人役もやったり、、、
そしてその間いろいろ紆余曲折ございまして、最終的に現在に至っているわけでございますな。


お互い、たまに、誰かから2人の馴れ初めは?のようなことを聞かれたときにいつもどう答えたらいいかいつも戸惑ってしまいます。
「職場恋愛かなにかですか?」
「え?・・・まぁそんなとこ」(笑)

この間なんてうちの長男から「オトーサンとオカーサンはどこで知り合ったの?いつから付き合ってんの?」といきなり直球投げつけてきやがりまして、ちょいとドギマギしたのでした。

まぁなんつーか、お互いがお互いの濃~ぃ時代に知り合って、お互いがお互いの「夢」という青臭いベクトルで猛ダッシュしていたころ。お互いの間柄を例えるならば、なんだろ「戦友」って感じですかね。
とはいえ、お互いそのときの戦いには敗れて現在捕虜のような身になっていますが・・・(笑)
出会ったのが私18歳だから、ヤツの顔見始めて22年間・・・うげっ ☆(゜o(☆○==(゜ο゜)oどかっ!


おっと、夕べヘンテコなドラマなんて観ちまったから、余計なことまで喋っちまいました。
まぁ、せっかく書いたんで恥さらしにもアップはしときますか。


あぁ、青春だったなぁ。。。(めちゃくちゃ遠い目)