あらあら、あれよあれよでもうGW突入。
コロナ禍中では死んでいた巷もその頃がまるでウソのように生き返り大賑わいを見せていますね。
バイク乗りだって気候良くなりこんなにもツーリング天国なのだから野に山にこぞって駆けずり回ることでしょう。
私めもそんなバイク乗りの端くれでございます。虫が疼かないわけがありません。そんな私のGWツーリングにまつわる思い出のひとつにこんなことがありました。もうかれこれ8年も前のGWでのことになってしまいますが…
そのとき、ふと思い立ち「そうだ旅に出よう。西へ西へ行こう」とおもむろに計画立てたことがありました。丁度その時分兵庫県の姫路城で平成の大改修明け一般公開が始まり「こ、これだ！」とすぐに脳内バーチャルツーリングが始まりました。それはいつしか弾丸ソロツーリングの具体的な計画となりついには実行されました。
東京から往復で1200km強の旅。夜の11時に出発し、夜通し走り続けて現地に朝の8時過ぎには着。お城参観の長蛇の列にそのまま参加。城内に入るだけで3時間、天守閣に上がるまでさらに2時間を要しましたが、任務が無事遂行され大変満足のいく一日目でした。ただその反面翌日の帰路はずーっと雨降りでした。本当にずーっとでした。それも今となってはよき思い出です。
そうなんです。そういう私の「虫」はある程度の周期で疼き出すのです。2023年のこのGWがどうやらその周期に当たるようです。
私は予てよりぶっちゃけ一度バイクで九州は阿蘇の地を走ってみたかったのです。こ、こ、これは！ついにその時が来たのか？！となにやら心がぐつぐつと沸騰してきたのを感じました。例えその地に辿り着けなかったとしても、とにかく西へ西へ行けるところまで行ってみたいという衝動に駆られたのです。
夢と希望を抱き、そんな野望を2月の末頃うちの征夷大将軍殿に尋ねました。
「今度のGW、バイクでまた旅に出て良いか？」
と聞いたところ、秒で。。。
「どこ行くの？ひとりで行くのズルい！！」
ということで私の目論見はあえなく阻まれてしまいました。はい、二輪ではなく四輪に切り替えさせられました。車中泊、野宿上等の弾丸ツアーとして再起動しました。
あれこれ計画していると気が大きくなっていくもので、ふと気づくとそれはそれは壮大な夢物語となっていました。
結論から申します。行先は「四国」です。そして2泊3日。5月4日（厳密には３日の夜）から5月6日まで。東京から2泊3日で四国をどんだけ回れるのか？！舐めとんのか？！って感じですが、この思いは止まりません(笑)。
予てより一度見てみたかった鳴門のうず潮から四国に入り、うどん県でうどんを食し、初日のお宿は室戸岬にて。2日目の宿は愛媛の松山市内に置き、袈裟に斬り上げて四国を一刀両断。行ける所まで回れるだけ。そして3日目帰りはしまなみ海道で島の間をホップステップジャンプしながら尾道経由であとはこの命焦げ尽きるまで東京を目指す、といった流れです。
四輪ゆえに連休ド渋滞にハマる恐れもあるため、果たして完全走破出来るのか否か、神の味噌汁です。ただ、5月7日はお昼から奥さんが仕事のため、絶対にその仕事の時間までには戻ってこなくてはいけません。いざとなったら奥さんだけ新幹線で帰すという保険は掛けておくつもりですが。
ちなみに私の人生において大変失礼ながら「四国」とこんなにも見つめ合うことはこれまでなかったです。4県の大きさや配置もお陰様で覚えました(笑)。この機会に「四国」を知るいいチャンスと思います。ただ残念ながらこの一回ではまだまだ回りきれないということは今回の計画を立てている段階で思い知っています。今回はそんな「四国」への1stアプローチということで偵察に行ってきます。
そんなわけでなにせ初「四国」のため今いろんな情報誌やSNSで情報集めをしていたのですが、まぁ、最終的にはいつものごとく「その場での行き当たりばったり」となることでしょう。
いずれにせよ、そんな大冒険の旅ももう2日後の夜から始まります。鬼が出るか蛇が出るか？！さてお立会い。
