仕事で都内を車で移動中、とある交差点から環七通りへ合流。
丁度渋滞の谷間の時間帯。
豊玉陸橋目掛けての直線上に車影は見えない。
一瞬ぶぃ~~んとアクセル踏んだ。
何気なく見やったルームミラーに同じようにこの道へ合流してくる単車の影が目に止まった。
横幅があるように見えたのでてっきりデカスクだと思った。
んが、、、
ところがそれがそれとは違うものだということに気付くまでそんなに時間は掛からなかった。
そりゃそうだ、最初は小さな点が、あっという間に大きく、、、確固たる信念・執念を持って近付いてきたのだから。
あっ、、、
瞬間的に後方の車影の正体と、自分の車のスピードメーターの針と、そして道路脇に立っている制限速度の標識を認識した。
後方車影の正体は言わずもがなの「白いオートバイ」さん。
スピードメーターの針は「80km/h」。
道路脇の標識には。。。。。「40km/h」と (^_^;;;
一瞬にして身体が凍りつくのを感じた。
急ブレーキはヤバいってば。瞬間的にぐぐっと踏んであとは惰性で速度が下がるのを待つ。
あちらさんはこっちが気付かず速度を更に乗せてくるのをジッと待つかのように隣の車線でしかも私の車の左後方死角に潜り込むようにジッとこっちの様子を伺っているのが手に取るように感じた。
幸いにもあちらさんがロックオンする前にこっちが気付いて速度を緩め始めたのが功を奏した?!手に汗握るようにしてとりあえず見逃してくれるであろう安全域のプラス10km/hの50km/hに下がるまでアクセルオフでジッと耐え忍ぶ。
とりあえずこちらの車線に入ってこないのでそれまでは安全なはず。
セーフ~。
最初の加速に比べわざとらしいほどの40+α km/hで走っていると左隣に追いつきしばらく並走の白いオートバイさん。
そのうち私は目の前の豊玉陸橋の上へ。
あちらさんは側道へ。恐らくそのまま陸橋下でUターンしてまた新たなる獲物を求めて彷徨っていくのであろう。
ふぅ~・・・嫌な汗掻いたぜ。。。
◇◆◇
いつもならしょっちゅうミラーを見つつ、あたりに気を配りながら網に掛からないように細心の注意を払っていたのですが、この一瞬だけはすっかりノーマークだったようです。そんな心の隙間にまんまと潜り込まれるところでした。危うく歳末取締りの餌食になるところでした。