おっさん's だいありー

主にバイクのこととか、ランニングのこととか、Jリーグ・FC東京のこととか

イモリ取り少年。

長年溜まりに溜まった職場裏駐車場のゴミやら不要材の山々。こいつを先日から時間を見つけては少しづつ片付け掃除をしている私です。
壁に立て掛けてあったり敷いてあったりするベニヤ板なんぞをひっぺ返す度に多数の未確認生命体に遭遇するのですが、その度ごとにウギャッ?!とビビりが入るのでした。
ダンゴ虫やらイモリやら、ゲジゲジやらナメクジやら、、、

と、なんかこの間からせっかく片付け整理整頓しておいたものがどうも荒らされているようでした。奥のものが引っ張り出されていたり、倒されていたり・・・。あららのあらま~?

するってぇと正体見たり。

近所のガキんちょ達でした。
ガキんちょ達がそんなベニヤ板の裏側やモノの陰に潜んでいる遊星からの物体エックスを捕獲していたのでした。

一番のターゲットは「 イ モ リ 」らしい。。。

積み上げているものの上にズカズカ上がっていったり荒らしたりするので、それを私が見つけると「危ないから乗ったりすんなーっ」と注意して追っ払っていました。

そのガキんちょ達の中に職場のすぐ近所に棲息する見知ったガキ一匹がいました。こやつは生まれて間もない赤ん坊の頃から私は知っている、年齢は丁度うちの長男くんと同じくらい。結構社交的で、片言おしゃべりできるようになった頃から誰彼構わず「こんにちは!」を振り撒いていました。

で、今日もまた夕方間近な頃に私が片付モノをしているところへ彼が一人捕虫網を片手にやってきました。
「よっ!」と挨拶を交わし、彼は私の存在を気に留めることもなく普段通り自分の仕事に取り掛かったのでした。私もガキんちょの頃はこんな感じで虫取りなんぞに興じたものでしたから彼らの気持はよーくわかるので、「ま、いっか」と容認するに至ったのでした。

するとですね、彼はあれこれ私に話し掛けてきました。イモリ取りの薀蓄(うんちく)をあれこれ延々と。
そんな会話をしている最中にも「はい、ほら、捕まえた~」と手にはイモリが…。
「へぇ~、うまいね~。名人級だね。」なんて煽てると登る登る(笑)。

そういえばこの彼とこんなに会話するのは初めてかもしれない。
いつも彼を見かけると、うちの長男くんとダブってしまい親のような目で彼を見ています(笑)

そんな彼から、もしかしたら私が受けた初めての衝撃の言葉。

「おじさんち、ここ?」

「おじさんち・・・」

「おじさん・・・」

「 お じ さ ん 」

・・・?!・・・

そういえば不思議とこの言葉を今まで回避できていたのです。
うちの長男くんの友達なんかには「すずくんのおとうさん」という呼ばれ方してましたし…。ましてや自分から「おじさんはね~」なんて意地でも言わなかったのです。

ところがぁ・・・・・見事に面と向かって発せられた「おじさん」爆弾の直撃を食らい、僅かながらの動揺している自分を認識しました。

は~っはっはっは~

そんな今日の昼下がり、長閑にイモリ取り少年との心の交流でございましたとさ。