やられた。。
やられたよ。。
GWの時季の暑さを舐めたらアカンね。
am9:00頃19℃、レース中は25℃にまで達したらしい気温。
エントリー数も1万人超えらしい。
確かにスタート地点の公園内はどこもかしこも人人人。
10時8分のスタートと共に花火があがる。
なぜに10時8分??
スタートして数キロのところに踏切があるから。
トップ集団が引っ掛からないためのスタート時間設定らしい。
自分はあと少しのところで引っ掛かってしまった。
滑り出しでペースを乱されるのはキツイ。
滑り出しでペースを乱されるのはキツイ。
その後、今回はなかなか調子いいな~と思いながら折り返しの10キロあたりを越えた頃からやはり試練の走りとなってきた。
やはり日頃の練習では通しで20キロを走ったことがないので、毎回その練習走行時の13キロくらいでガクン!ってペースダウン、スタミナ切れなんだろう。
やはり日頃の練習では通しで20キロを走ったことがないので、毎回その練習走行時の13キロくらいでガクン!ってペースダウン、スタミナ切れなんだろう。
ただ今回はこの25℃という暑さのためか、このツラさは物凄い。
ちなみにこのレースでの目標はタイムは今度こその2時間切り。ただそのタイム云々の前にレース中「絶対に歩かない」というものを自らに課している。
このレースでも最低限のその目標を遂げるためにその折り返し後、何度も止まってしまいそうになる足を意地でも止めずにラスト一桁のカウントダウンを始めた道中を刻んでいった。
ちなみにこのレースでの目標はタイムは今度こその2時間切り。ただそのタイム云々の前にレース中「絶対に歩かない」というものを自らに課している。
このレースでも最低限のその目標を遂げるためにその折り返し後、何度も止まってしまいそうになる足を意地でも止めずにラスト一桁のカウントダウンを始めた道中を刻んでいった。
。。。のだが・・・
ラスト2キロほどのところの給水所近辺でついに。
「も~ぅダメダメダメ!もう足止める。歩く!歩くぞ!止まるぞ!!」
そしてついに今まで意地でも止めずに動かしていた走の足を止めた。
途端にカァーっと頭に熱が上っていく感じで、手足に痺れが走り、視界が狭くなっていき、身体の平衡感覚が失われ・・・
その後どうなったのかあまり覚えていないのだが、気が付くと給水所の脇の沿道に腰掛けうずくまっている自分がいた。係りの人に誘導されそこに腰掛けさせられた記憶がうっすらと残っている。
その係りの人が持ってきてくれる水を片っ端から飲み、身体に掛けてクールダウンさせていた。汚い話だが、ちょびっと失禁?!必死に止めようとするのだが止められない。これってほとんど失神状態だったのかもしれない。
次から次へと駆け抜けていくランナーをぼんやり眺めながら、沿道からの「あと少し!ガンバレー!」の声援を耳にしつつも、自分はもうこのとき「終わった・・・」と思っていた。
もう身体は言うことを聞かず、立ち上がることさえできず、走ることなどあり得ない、と。正直リタイヤとして早くバスで回収されないか、はたまた救急車呼んでくれないかと、、このときの気持ちとしてはコテンパでしょぼくれてしまっていた。
係りのオバさんが言った。
「大丈夫??でも救急車呼ぶほどじゃないわよね?」
そう言われてしまっては「はい」と言うしかなく、こりゃ自力でなんとかゴール目指すしかないなと覚悟を決めた。
いつまでも腰掛け佇んでいては終われない。
立ち上がろう。
歩こう。
まだ手足の痺れが若干残り、おぼつかない足元のままに立ち上がった。が、まだふらついているのを見かねた係りの人が「もう少し休んでいきな」と言われ、道路の反対側のガードレールにもたれかかりしばらく呼吸を整えていた。その間その係りの人も自分がひっくり返らないよう傍らに付き添っていてくれた。役目とはいえこういった気遣いやケアは本当に心強いしありがたい。
最後にまた水を持ってきてもらい、世話になった係りの人の一通りに礼を言い、再び前を向いた。
歩くのが精一杯。
走るのはもう無理。
走るのはもう無理。
後続者が次々と自分をパスしていく。
かなりのロスタイムをした自分をその時点でようやく追い抜いていく後続者はお世辞にも決して好タイムとは言えないだろう。ここまで自分と同じような思いをしその中にはリアタイヤを覚悟した者もいたかもしれない。
疲労と暑さでヘロヘロのはずなのに、それでも最後の力を振り絞ってたどたどしくも走を続けている。
通り過ぎていく後ろからのそんな思いを感じているうちに何故だか自分の足も再び走を始めたのだった。
まだまだ続きそうな直線の向こう側からゴール者を迎えている和太鼓の激しい音が聞こえている。
その音は、気のせいかもしれないほどの、ほんの少しづつ近づいている。
不思議なものだ。
目指す場所が明確に認められた瞬間、それまでの死に体が突如生き返った。手足の痺れもなくなり、足取りも軽くなった。
目指す場所が明確に認められた瞬間、それまでの死に体が突如生き返った。手足の痺れもなくなり、足取りも軽くなった。
ゴールの目印として声援を送ってくれていた和太鼓隊の脇を駆け抜けた頃には最後の「スパート」をしている自分がいた。懸命の猛ダッシュ。
ゴールのアーチをくぐった。
・・・終わった。
走後に受け取った記録証には「2時間40分55秒」のタイム。
目標の2時間切りには遥か遠く及ばない。
それどころか「歩いてしまった」ことに嫌悪感さえ残る。
それどころか「歩いてしまった」ことに嫌悪感さえ残る。
いくら暑さにやられたといっても・・・
今の自分には「完走」は慰めにもならず。
悔しさだけが残るレースとなってしまった。
このまま終われないな。
次回来年のリベンジを果たしたい。
暑さ対策を十分して。
次は幸いにも?ハーフが締め切った後のエントリーとなり湖一周の13.5キロクラスとなる。ただかなり蒸し暑いという事前情報であり、今回の状況からかなりの覚悟が必要となるのは必至である。
次こそは、この悶々とした思いを払拭すべく、スカッと走り終えたいものである。