おっさん's だいありー

主にバイクのこととか、ランニングのこととか、Jリーグ・FC東京のこととか

車の廃車のお話。

 私の会社のシャチョーサンの車、トヨタ・クラウンディーゼル車なんですが、
今流行のNox法に引っ掛かってまして次回…は再来月の5月の車検がここの使
用の本拠では受けられなくなっていまして、この度廃車の憂き目に遭った次第で
す。車的にはまだまだ不具合箇所などなにもなく、現役続行可能なだけにもった
いない話ですね。

 さてここで、いつものディーラーさんへ廃車依頼すればもちろん処分してくれ
ます。但し手数料も含めてのもちろん有償になります。廃車手続きの金額を問い
合わせたら17,000円ほどだそうです。
 そこで、これもまた向学の為!と、車体解体処分を業者へ依頼し、諸々手続き
を自分でやってみました。

 餅は餅屋と言いましょうか、ネットで調べたら中古・解体パーツのあれこれを
生業としている専門業者さんがいて、そこに問い合わせたら「車を自分で持ち込
み、尚且つ、廃車手続きも自分で行えば、基本的に車体引き取り料のみは無料。
但し、自動車リサイクル法の施行により“リサイクル料”だけは掛かります。」
ということだったので早速そこの業者(江戸川区)まで車を持ち込みました。
 ちなみにこのリサイクル料はその車ごとに値段が変わってきます。この場合の
クラウンは「8,590円」でした。
 ( 自動車リサイクル促進センターHP: http://www.jars.gr.jp/ )で調
べられます。

 さてそこの業者で車体引取りの手続き(認印やら身分証による照会、書類作成)
を済ませた後は、車からナンバープレートを外してそれを受け取ってきます。

 それでは早速陸運事務所へGo!!・・・かと思えばそうもいきません。すぐ
に抹消手続き(永久抹消)ができるわけではありません。それにはその車の「ちゃ
んと解体処分されましたよ」というデータが解体業者から陸運事務所へ転送され
ている必要がありまして、それに約4~7日間を要します。その間は陸運事務所
は手続きを受け付けてくれません。(一時抹消手続き…つまり一時的に廃車にす
るけどまた乗るよ~…はできますが、結局は還付を受ける為には永久抹消をしに
行かねばならず二度手間になります。)

 解体処分された暁には業者が「移動報告番号」と「解体報告日」を教えてくれ
ます。その番号もって晴れて廃車手続き(永久抹消)へと赴けるのです。

 他に必要なものは、実印・印鑑証明書・ナンバープレート(前後2枚共)と必要
申請書(30円)に必要事項を記入の上、陸運事務所の窓口へ行けばいろいろ懇切丁
寧に手続き手順を教えてくれます。

 ナンバープレート返納しこれら手続きにより、自動車重量税の次回車検までの
残り月数による還付を受けられます。ちなみに5月の8日で車検が切れるこのク
ラウンの場合、重量税還付金として「2,100円」が数週間の後に振り込まれること
になっています。

 さてこの他に、自賠責保険も還付を受けることができます。これは自分で自賠
責保険の保険会社の窓口を訪ねそこで手続きをする必要がありますが、もちろん
私は行ってきました。たかだか数百円のために・・・(笑)

 それには上記ナンバー返納・廃車手続きを済ませた後に、同じく陸運事務所で
「登録事項証明書」の申請をする必要があります。3号マークシート(30円)に必
要事項を記入し、手数料納付書に300円の印紙を貼り付け窓口へ提出すれば完了。

 その「登録事項証明書」のコピーと自賠責保険証原本・認印・振り込み口座番
号・(身分証)を持って、自賠責の保険会社最寄の窓口へ行き、所定の手続きを行
えば数日から数週間後には指定振込口座のほうへ還付金が入金されてきます。還
付金の目安としては1ヶ月約900円だそうです。うちの車の場合、還付金920円で
した(笑)

 任意保険の解約手続きで特に一括年払の解約と等級維持をする場合にこの「登
録事項証明書」のコピーが必要になる場合があります。但しその保険会社によっ
て手続きが違ってくると思います。詳細については保険会社までお尋ねください。

 ◇◆◇

 さて、そんなわけでこの度自分の手で車の一連の廃車手続き(永久抹消)をやっ
てみました。ディーラーに頼めば確かに自らの手を煩わせることなくあとはお任
せ~で済みます。でもまぁ、何事も勉強ですね。・・・ってなにも仕事などに役
立つわけではありませんから~~~ザンネーン(斬!・・・あれ?ギター侍はいず
こへ??)

 ◎ディーラー任せだと・・・17,000円也。

 ◎自分でだと・・・業者依頼は     0円。
          リサイクル料     8,590円。
  登録事項証明書申請手数料 300円。
          申請書マークシートx2枚   60円。

          還付金 重量税     ▲2,100円。
  自賠責     ▲920円。
          ________________
            相殺総計      5,930円。


 ってなところで、自分でやれば5,930円で済みました。

 とはいっても普段多忙の方にとっては、たかだか数千円やら数百円のためにわ
ざわざ陸運事務所へ行くのもアホクサですけどね。

 それでも今まで車やらバイクを廃車処分するのにいつもショップお任せだった
ので、その向こう側を知る良い機会になりました。